Aeでマスクを使ってオブジェクトを部分的に隠す!
Aeでアニメーションを作成している時、部分的にオブジェクトを隠したい時があります。複雑なものでなければ、背景色と同じオブジェクトを置いてそこに隠せばごまかせたりもするのですが、あまり綺麗なやり方ではないですし、透過されてる場合などは残念な感じになってしまいます。
この記事では、Aeの マスク(トラックマット)
を使用して綺麗にオブジェクトを部分的に隠す方法を紹介します!
今回は下のようなアニメーションを作成したいと思います。
普通にやったら、箱の中にTシャツが入りません…📦
まずはマスクを追加しましょう!
追加の手順は以下の通りで、まず レイヤー > 新規 > 平面
の順でレイヤーを追加します。
そして、追加したレイヤーを マスク > 新規マスク
の手順でマスクにします。
これでマスクができました。マスクは見える必要がないので、👁を押して非表示にしておきましょう。
そして、このマスクで隠したいオブジェクト、今回の場合はTシャツの トラックマット
を開き、 アルファマット
を選び先ほど作成したマスクと結びつけます。これで、マスクの領域に被っている間のみTシャツが表示され、マスクから外れると隠れるようになります。
今のままだとマスクの領域がコンポジション全体になってしまっているので、以下のように調整しましょう。
アンカーポイントを増やしたい場合はペンツールでフォトショなどと同じ要領で追加できます。
箱の形にマスクの形を合わせたら、無事、Tシャツが箱の中に入りました!👏
しかし、箱が閉じたあとはTシャツが隠れていません…
マスクの形を箱が開いた状態のみにしか合わせていないため、このようになってしまったのでした。
この箱の閉じるアニメーションですが、実はパラパラ漫画のように、閉じるまでの箱を別々に用意して、コマごとにそれらを切り替えて閉じるように見せています。
なので、そのコマの箱の閉じ具合に応じてマスクの形も変えていきましょう。以下のようにマスクにあるマスクパスのキーフレームにピンを打っていき、マスクの形をコマごとに箱に合わせて変えます。
全てのコマにマスクの形を適用させたら完成です!
しっかりと箱の中にTシャツが収まりましたね🎉
この方法は色々な場面で応用して使うことができるので非常に便利なのでぜひ、使ってみてください!
他にも便利なマスク術があったら教えてください!
役に立ったらclapをお願いします👏